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“…二つの異なる感性が結合して、独特な肌合を持つ洗練された響きを生み出す… 第一級の演
奏家” ⋅⋅⋅⋅⋅フランス、ル⋅フィガロ紙 /ピエール⋅プチ
“…ブラームスの思慮深い歓喜、ラヴェルの芳香たちこめる夏の色……音色の創造と作品構成を紡ぎだすことのどちらにも優れ、自然で、円熟したスタイルを持つデュオ”
⋅ ⋅ ⋅ ⋅ 英国、ザ⋅タイムズ紙 /ジェームス⋅メスエン-カンベル

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豊かな表現力、幅広いレパートリーで世界の聴衆を魅了する夫妻デュオ。
共にフランス政府給費留学生として、ブラックはイギリスから、片山陽子は日本から渡仏。 
パリ国立高等音楽院でアルド⋅チッコリーニ、 ジャン⋅ユボー、 ジュヌヴィエーヴ⋅ジョワ=デュティユ各氏に師事。 ピアノ科、室内楽科共に1等賞を得て卒業。更に同音楽院研究科修了の後、渡英。 新進演奏家の登竜門として由緒あるロンドン⋅ウィグモアホールで、1984年にそれぞれソロ、1986年にデュオとしてデビュー。 ザ⋅タイムズ、ザ⋅ガーディアン紙上で高い評価を得る。 以来、日本、東南アジア、 ヨーロッパ、ラテンアメリカ諸国で演奏し、 “見事なデュオ“(音楽現代)、 “感性豊かな名演奏”(藤田晴子)、 “一度聴き、一度目にしたら忘れることのできない名手のデュオ”(仏/ランデパンダン紙)、 “比類ない、温かなパートナーシップに深く結ばれた演奏”(仏/ル⋅プログレ紙)、 “(楽曲への) 強烈な浸透力、洞察に満ちた演奏、そして演奏に宿る躍動”(英/ライオネル⋅セインズバリー)など、絶賛を博している。

1990年、フランス⋅ブルゴーニュで、中世建造物のある自宅の一部を5年がかりの手作りでコンサートホールに改築。 同地に国際音楽祭“ラ⋅トゥール⋅ド⋅バッシー音楽の夕” 創設、主宰。 シューラ⋅チェルカスキー、マルク⋅アンドレ⋅アムラン、 ジョルディ⋅サヴァル、 リンゼイ弦楽四重奏団、スウィングル⋅シンガーズ始め、7年間に渡り、多くの演奏家が招かれた。 ブドウ畑の中の小さな村から世界へ発信する音楽による国際親和___音楽祭は優れた芸術と温かい友好の稀有なオアシスとして知られ、ブルゴーニュの歴史文献「ソーヌ⋅エ⋅ロワールの歴史とモニュメント 第23巻、“古城ラ⋅トゥール⋅ド⋅バッシー”」の中にその記録がある。 
2002年、夫妻はラテンアメリカへ。 現在はアルゼンチンを拠点に活動中。

片山陽子は「月刊ショパン」、「大阪人」誌上に才筆を揮い、ヨーロッパやラテンアメリカからの音楽通信や、 多くの世界的アーチストとの対談など活動は多彩。 著書に、音楽祭誕生秘話やブルゴーニュの人々との感動溢れるエピソードを綴った「セ⋅シ⋅ボン、デュオ!」、「ブルゴーニュより一筆啓上」など。 また、大作曲家たちのデュオ作品を子供たちやビギナーのために編纂した「やさしいピアノ連弾名曲集」、四手連弾曲「おかあさん、あのね」ほかの作曲編曲がある。